注意! このコンテンツは1級小型船舶免許の学科試験に合格したばかりの,中途半端な知識の管理人が製作しています!管理人独自のやり方等も数多く含まれていると思いますので,勉強がうまくいかなかったり,正しくない知識を身に付けてしまう恐れがありますので,参考程度に留めてください。また,このコンテンツの知識だけでは海図の知識として不十分であるため,必ず専門書やスクールで勉強してください!

製作開始日:2015年01月24日

このページは「実践問題:問2から話が続いています。初めてご覧になる方は「海図の問題を覚えよう!メインメニュー」から順を追ってご覧ください。

今回の問題は,以下の通りでした。

実践問題 問2

次の航海計画を海図に記入し,全航程を求め,適切なものを下から選びなさい。ただし,風や海潮流の影響はないものとします。(練習用海図 W150使用)

「出発点A:
小島北方海域 30°-02.0’N,134°-59.0’E の地点から,磁針路040°で航行

第一変針点B:
白埼灯台を右舷正横に見る地点で磁針路 080° に変針

第二変針点C:
黄岬灯台を右舷正横に見る地点で変針

到着点D:
牛島北方海域 30°-05.0’N,135°-27.0’E 」

30.9海里

32.4海里

34.7海里

36.3海里

 

 

--- ここから下は解答・解説になります。解答してから閲覧しましょう。 ---

解説の続き

三角定規(青)を磁針方位80°に合わせる

前ページからの続きです。

変針点Bから磁針方位80°へ進む線を記入していきましょう。

定規(青)を左図のように,内側の磁針方位目盛り80°に合わせます。

定規(青)を変針点Bに合わせる

定規(赤)を図のように当てて,定規(青)を変針点Bに合うようにスライドさせます。移動量は,ほんの少しですね。

変針点Bに定規(青)を合わせる

次の変針点が「黄岬灯台」なので,定規(青)を少し右の方にスライドさせておいて・・・。

磁針路80°の線を引く

磁針路80°の線を引いていきます。

「黄岬灯台」を少し超える位でいいですね。

変針作業が入るので,線を引いた後も定規(青)をしっかり押さえておきます。

 

変針点を記入するため,定規(青)をずらす

定規(赤)でサポートしながら,定規(青)を少し上にずらします。

黄岬からの線を引く

「黄岬灯台を右舷正横に見る」の線を引いていきます。

「黄岬灯台を右舷正横に見る地点」の記入完了!

交点を○で囲んで,「変針点C」の記入完了です!

緯度目盛り「 30°-05.0'N 」の位置に印をつける

いよいよ最後,到着点の記入です。

まずは緯度目盛りの「30°-05.0'N」の位置に,矢印を書いておきます。

経度目盛りの「135°-27.0'E 」の位置に印をつける

経度目盛りは「135°-27.0'E」の位置に矢印を記入します。

到着点Dを記入する

出発点を記入したときと同じ要領で,到着点Dを記入します。

到着点Dまでの線を引く

「変針点C」と「到着点D」を線で結んで,完成です!

距離の測定結果と解答

「デバイダーを使った航海ルートの距離計測」で紹介した方法を使って航海距離を測定してみると,左図のようになりました(若干の測定誤差がある場合があります)。

合計で,約32.4海里になりました!