「レベルワインドパイプ」を外す。
両脇のプラスチック製部品(クロスギヤ受け)で挟まっているだけなので,簡単に取れる。
「レベルワインドパイプ」が外れた。
「レベルワインド組」を外す。
この部品も,この時点では固定されていないので,ポロッと落ちてくる場合があると思う。
向きが分からなくなる部品ではないと思うので,あまり気にしなくていいと思うが。
本体側は,こんな感じになった。
こちらはパーミング・カップ側。
こっちはハンドル側だ。
次に,パーミング・カップ(本体B組)を外そう。
このEリングを外すだけだ。
アングルを変えてみた。
このように本体から浮いているので,ラジオペンチなどで引っぱればいいと思う。ちなみに,私はピックで外した。
Eリングは,壊したり無くしやすい部品のひとつだと思う。
外れた瞬間に勢いあまって飛んでいくパターンは多いと思う。
また,分解・組み付け時に変形させやすい。
ここのEリングは1個50円で他の部位との互換性があるので(分解図の42番と書かれている部位),予備を買っておくといいだろう。
Eリングが外れたら,あとは引っぱるだけだ。
矢印のスプリングを無くさないようにしよう。
本体だけになった。
まだいくつか部品が付いている。
クラッチレバーを外していく。
クラッチレバーを上に上げると・・・・。
ネジを発見!
外そう。
本体が邪魔してドライバーが若干斜めになってしまいやすいが,プラスチック部に付いているネジなので,締め付けはキツくないので大丈夫だと思う。
クラッチレバーが取れた。
「クラッチプレート」という金属の部品を外そうとしたら,部品が落下してきた・・・・。
これ。
分解図を見てみると,「クラッチレバー受け」という部品であることが判明。
この部品は上と下で大きさが違い若干湾曲しているので,向きが分からなくなることは無さそうだ。
この部分に乗っかっているだけのようだ。
こんな感じで。
今度こそ「クラッチプレート」を外す。引っぱるだけで簡単に取れる。
クラッチ操作時の支点となる部分に樹脂製のリングがあるので,こじらないようにして外す。
クラッチプレートが外れた。
この樹脂製のリング(NO.54:クラッチプレート軸受け)は,クラッチプレート側に残る場合もあるだろう。
はめ込み事態はキツくないのだが,写真のようにピックで外す場合は傷をつけないように注意だ。
傷めてしまうとクラッチレバーにガタが出たり操作時の動きに影響すると思う。
今回の作業では外さなかったのだが,「NO43:レベルワインドガイド」を外す方法を紹介する。
現物を見れば簡単に分かると思うが,Eリングを外すだけのようだ。
私は外した事が無いのだが,分解図を見る限りではEリングと軸があるだけだと思う。
ちなみに,これはメインギヤ側だ。
これはパーミング・カップ側。
左右とも外さないで,右か左のどちらかを外すと抜けてくると思う。
これは「NO.58本体Bカムレバー」だ。
分解図によると外れそうなのだが,今回はチャレンジしていない。外し忘れてしまった。
構造も解析していないのだが,パーミング・カップを外したときに軸が抜けているので落下する可能性があるかもしれない。自分のリールを分解するときは注意して頂きたい。
この周辺にはレバーの他に,小さな座金とOリングがあるようだ。
完全分解完了!
まだいくつか残っているが,今回はここらへんで終了だ。
次ページからは,組み付けに関するポイントを紹介する。