
新品のオイルシールを組み付けしていく。
オイルシールの内側(リップ部)にヤマハ:グリースAを塗布して1個目のオイルシールを取り付けていく。 外側にはグリスは塗らない。
オイルシールの向きを間違えないように注意だ。 スプリングが見える方が外側(左写真だと上側)になる。
オイルシールが小さいので指でリップ部に塗るのは難しいため,私は角を丸く削った小さなマイナスドライバーで塗った。
リップ部やグリースを塗る場所,塗る量などの詳細については, NOKオイルシールの取り扱い方法 が参考になる。
NOKとは,オイルシールの有名メーカーだ。リンク先はPDFファイルなので,見るためにはAdobeReaderが必用だ。NOK株式会社ホームページのオイルシール紹介ページで,オイルシールに関するいろんな情報を閲覧することができる。
オイルシールは「リップ部」が命だ。絶対に傷を付けたりしないように細心の注意を払う。

手で押し込んで,ここまで入った。
オイルシール挿入に慣れていない人は,最初は手で水平を維持して,できるだけ押し込んでおいた方が成功しやすいのではないかと思う。

工具を使用して,オイルシールの外側を押して入れていく。固い地面にハウジングを直接置くと傷がついてしまうので,写真のようにウエスなどを敷くといい。
オイルシール交換の経験が無い人にとっては,ここからは結構難しいと思う。
私のように専用工具を使わない場合は,オイルシールが斜めになりやすい。
一度斜めになったオイルシールを真っすぐに修正するには,慣れるまでは難しいと思う。

1個目のオイルシールは,ハウジングの面より約7mmの深さに入っていたので,最初と同じ深さに押し込む。
オイルシールが斜めになったまま5mm位入ってしまうと,7mmの地点までに真っすぐに修正するのは難しくなる。
なるべく真っすぐを維持しながら押し込んでいく。

時々このようにして,ノギスなどでオイルシール全周の高さを測るといい。
全周を測って入りが浅い場所があったら,その場所を多く叩いて修正する。
約7mm入った地点で,全周にわたって同じ高さになっていれば成功だ。
自信が無い人は,オイルシールの予備を買っておくといいだろう。

1個目は成功だ。うまくいった。

同じ要領で,2個目を入れる。
オイルシールの向きは1個目と同じで,スプリングがある方が外側(左写真だと上側)になる。
2個目のオイルシールは,ハウジングとほぼ同じ高さで入っていたので,同じように組む。
2個目も成功だ。うまくいった。
オイルシールが斜めのまま使用すると,オイル漏れが高確率で発生するので注意すること。

ハウジングのOリング(新品)に,ヤマハ・グリースAを塗る。

ハウジングにつける。
私はこの状態で,Oリング周辺にもう一度塗った。

プロペラシャフトを組み付けしていく。
各パーツをパーツクリーナーで清掃して,シャフトにスプリングを入れる。
スプリングが入る部分なども,丁寧に清掃する。

ドッグクラッチを入れる。
向きがあるので注意だ。写真の向きで正しい。
スプリングを縮めながら入れるのだが,難しくはない。

ピンを入れる。
向きがあるので注意だ。
写真の向きで正しい。

ワッシャーを入れる。たぶん向きは無い。
シャフトのオイルシール接触部に,ヤマハ・グリースAを薄く塗る。
多く塗っているように見えるが,撮影時のフラッシュによる反射のため。
シャフトをオイルシールに挿入するときの初期なじみを良くするのが目的なので,薄くでいいと思う。

プロペラシャフトを入れる。
オイルシールのリップ部を傷つけないように注意すること。

入った。

ロワーユニットに組み付けしていく。シフトレバーがニュートラルの位置で入れること。
シャフト先端のピンが落ちないように,写真のように先端部を少し高くして入れたほうがいいと思う。
このピンが脱落したのに気づかないで組み付けした場合,脱落したピンがクラッチやギヤに噛み込んで重大な事故が発生する可能性があります!

Oリングが新品だとハウジングを付けるときに若干引っかかるので,少し固い。Oリングがロワーユニットに入るまでは手で入れよう。
Oリングが入らないからといって,ボルトを締めて圧入していくとOリングが破損しやすいので注意。Oリングにグリスを塗って,しっかりと押せば入る。
きちんと入ったら,ボルト2本を均等に締め付けしていく。

ボルトは10mmなので,締めすぎに注意だ。
このように長いメガネレンチを使う時は,オーバートルクになりやすい。

ボルトなど,作業により塗装が剥がれた部分に色を塗る。
ちなみに,プロペラを付けた後でも大丈夫だ。若干塗りにくくなるが。

プロペラシャフトに「ヤマハグリースD」を塗る。

スペーサを入れる。
向きがあるので注意だ。
写真の向きで正しい。

プロペラを入れる。
今回の作業で,ついでにプロペラの塗装を行ったので見栄えが良くなった。

ワッシャーを入れる。
たぶん向きはない。

ナットを付ける。
このナットは,プロペラのガタ(軸方向)が無い程度に締まっていればいいと思う。
後に割りピンを付けるので,ちょうどいい締め加減でシャフトとナットの穴(割りピン取り付け用)が一致していれば良い。
ナットを締め付けするときは直接プロペラを手で押さえないで,プロペラとキャビテーションプレートの間に木片などを挟んで作業するのが正しいらしい。

シャフトとナットの穴が一致していると,割りピンは手で入れることができる。

ちなみに私が使用している割ピンはこれだ。
純正部品を使用した方がいいと思うが。

割りピンが入ったら,このようにプライヤーなどでイカリ型に曲げてナットの緩みを防止する。
プロペラが付いたら,プロペラを軸方向に動かしてみて大きなガタがないか確認する。

ギヤオイルを入れる。

入った。
上のボルトから締めよう。

ガスケットを新品に交換して,ボルトを付ける。

下のボルトを締める。
ガスケットは新品に交換してね。

こぼれたオイルを拭き取る。
