警告!!このページはマニュアル等を参照した整備の模範的要領ではなく,自分の行った自己流整備の記録です。船外機の整備ミスは命に関わるという事を忘れずに,できるだけプロに任せる事を強くお勧めします!このサイトを参考にした結果による,いかなる事態にも責任は負えません!

ヤマハ2馬力船外機のキャブレターを外すために必要な工具

今回の作業に使用する工具。

私の船外機は非常にシンプルに作られており,プラスドライバーと10mmのソケットがあればほとんど分解することができる。

マイナスドライバーは無くても作業可能。

トップカウルを外すためのロックは2箇所

エンジン不調となってしまった私の船外機。

船外機のスタンドはホームセンターで売っている万能作業台に,加工して板を取り付けしたもの。材料費は1200円位。意外と使いやすくて良いです。

んじゃ,始めましょうか。まずは2箇所のロックを外して,トップカウルを外す。

※トップカウルは2万円以上します!大切に扱いましょう!

トップカウルが外れた状態

外れました。

この状態でキャブの位置を確認してみよう。

船外機のキャブが付いている部分を拡大

2本のボルトで固定されている黒い部品は空気を吸入するためのダクトで,名称は「インテーク・サイレンサ」。この部品の奥にキャブがある。

燃料タンクは外さなくてもキャブは取れそうだが今回は各部の点検も行うので,キャブ上部(タンク付近)を分解していく。

特に燃料フィルタ(タンク~ホースの間にある)は,キャブ清掃をやるのなら必ずチェックしておきたい。

フィルタをチェックする時は,タンクを外した方がやりやすい。

燃料タンクを外すためのボルトは3本

燃料タンクを外そう。ボルトは写真に写っている3本。

燃料は,事前に抜いておくこと。

燃料タンクのボルトに工具を掛ける

船外機に付属しているスパナではボルトを傷めてしまうので,メガネレンチやソケットレンチなどを使用しよう。

燃料タンクが外れそうになってきた

タンクが外れそうになってきた。

タンクとキャブを繋いでいる燃料ホースを外す。ホース両端のうち燃料タンク側には,燃料フィルタが付いている。

ホースを燃料タンク側(フィルタ側)から外してみよう。

ヤマハ2馬力船外機(F2AMH)の燃料タンクが外れた

燃料タンクが外れた。異物が混入しないように保管しよう。

どうせならタンク内部は洗浄して組付けしたい。

ヤマハ2馬力船外機(F2AMH)の燃料フィルター

船外機側に残った燃料フィルタ。錆のような汚れが結構あった。去年清掃したのになぁ・・・。

このフィルタは燃料タンクを外すとき,タンク側かホース側のどちらかに残ります。ホース側に残ることが多そうだが・・・。

燃料フィルター単体

フィルタを外して清掃する。結構汚れてます・・・。

原因は後に「燃料タンクのキャップ」が錆びていたためと判明。

燃料タンク下のホース

次は燃料ホースを外す。

燃料ホース内をパーツクリーナーで清掃する

ホース内部をキャブクリーナーで清掃後,パーツクリーナで洗浄する。

こういった箇所の清掃を怠ると,組付け後に結局またキャブが汚れてしまう。

「スターターアッセンブリ」を外す準備

この部品を外す。部品名は「スタータ アセンプリ」。

ボルト3本です。

スターターアッセンブリを外そうとすると,チョークワイヤーが引っかかる

おっと,外す前に!

この部品には「チョークケーブル」が繋がっています!!

チョークワイヤーの引っかかり部分を外す

キャブ上部にワイヤの端が引っかかっているだけなので簡単に外せます。

無理な力を掛けてワイヤーを曲げないように注意!