注意! このコンテンツで紹介している手続き要領や費用などに関する情報は,管理人が小型船舶免許を取得したとき(2013年4月)の話であり,これから実際に行うときと同一とは限りません!関係機関に十分ご確認の上,手続きを行ってください!

実技講習

ロープワークの練習

5月1日(水)

友人と3人で実技講習を受講。

簡単な座学の後,ロープワークの練習。ロープワークは自宅でたっぷり練習してきたので大丈夫そうだ。

実技講習については内容が多くなるので,別コンテンツで紹介していこうと思う。ここでは簡単に感想を書こう。

事前に説明されていた通り,実技試験で実際に使う船を借りてきての講習であるため,めちゃめちゃ参考になる事が多かった。

備品が置いてある場所,ボタンの配置,船の「クセ」など・・・。「本番とのギャップが少ない」という意味が良く分かった。

特に船の「クセ」で参考になったものが「ハンドルのセンター位置」。それと,「リモコンレバーを操作するときのコツ」。このボートはこの2つの「クセ」が強いと感じた。

「試験で初めて乗る」という人は,この2つが結構なハンディになると思われる・・・。

勉強とはいえ,今まで操作した事のないようなボートを操縦しながら塩釜~松島湾内を滑走・・・。
私のボート人生で,一番楽しい時間だったかもしれない。

免許取得後はボート買ったり船外機をステップアップする予定は今のところ無いのだが,乗ってしまうと誘惑に負けそうになるなぁ~。

実技試験

5月6日(月)

ゴールデンウィーク最終日。いよいよ実技試験だ。

講習から5日が経過したのだが,スイッチの配置や点検・操作要領は覚えているけれど蛇行をするときのブイとの距離感や,着岸時の桟橋との距離感,接近するときのスピードなど「感覚的」な部分の記憶が薄くなってきているのを感じる・・・。

「この辺からハンドルを切って!」 の 「このへん」が,練習通りにできるかどうか,ちょっと不安だなぁ・・・。

実技試験に持っていくもの

持っていくもの

  • 左上: 試験案内
  • 右上: 試験注意事項
  • 左下: ロープ(悪あがき用)
  • 右下: 受験票

実技試験に持っているもの(2)

持って行くもの2 (悪あがき用)

  • 左: 実技チェックリスト
  • 右: 実技試験攻略のコツ?

どちらも,実技講習でもらったもの。

試験会場(教室)に入る

試験で使うボートの定員は5人なのだがイスが4人分しか付いていないため,試験官が乗る分も考えると1度に実技試験ができる人数は3名となる。なので,試験会場には私も含めて3名が集まった。

1人はボート部の大学生,もう1人はロックフィッシュもやるバスアングラーだった。

ボート部の大学生は,8人乗りの手漕ぎボートに乗るとの事。「手漕ぎなのに,なんで免許?」と聞いてみたら,練習の時に事故が発生するのを想定して,船外機の付いたボートが同行するとの事。だから免許保持者が必要なのだそうだ。

もう1人のバスアングラーは私の家の近くに住んでおり,私の自宅から1番近いポイントで釣りをする事も多いとの事で,試験前に話が盛り上がる。


実技試験開始

本日は若干の風はあるが波もほとんど無く,実技試験には最高の環境。

教室で簡単な説明を受けたあと,いよいよボートに乗って実技試験が開始された。

実技試験についても内容が多くなるので,ここでは感想のみにしておく。

講習で使用したボートそのものを使用しての実技試験だったので,物の配置や「ボートのクセ」が全く同じ。最初は少し緊張したが,全体的に見ればリラックスして受験する事ができた。

後進の試験は「おぉー!練習でもなかった位の,一番のデキだ!」とか,人命救助は「やったー!轢かずに救助できた!」とか(笑)。

しかし講習で練習したとはいっても,3人で交代しながら1日練習しただけ。なので,パーフェクトにこなすのはやはり難しい。蛇行の試験では「少しブイが近すぎるなぁ~。」とか,着岸の時は「あぁ~,遠すぎて桟橋に届かない!」とか・・・。ボートフックを使ってギリギリ届いた。

でもボート操作以外の試験(運行前の点検や安全確認,ハンドコンパスなど)はほとんど練習通りにこなしたし,現在の自分の実力の90%以上は発揮できたのではないかと思う。

これで落ちたら,合格率95%なんて無理でしょ!

実技試験の合格発表

2013年5月9日(木)

今日は実技試験の合格発表日。仕事中なので合否の確認ができなかったのだが,昼頃にマリンショップの実技講師の方から電話がきた。

留守電で「合格しておりました。おめでとうございます!」合格しているとは思ったが,正式な結果を聞いて一安心。

家に帰ってからネットで確認してみたら,私と一緒に受けた2人も合格していた。

実技試験のときボート部の大学生がいくつかミスをしてしまい,試験後に落ち込んでいた。合格率95%を超えている試験だし安全確認などはしっかりできていたので,この程度のミスでは不合格にならないだろうと思ってはいたが,みんな合格で本当に良かったなぁ。

これで身体検査 ・ 学科試験 ・ 実技試験の全てが合格した!総合の合格発表は,5月13日(月)だ。

総合合格発表

2013年5月13日(月)

今日は総合合格の発表日。身体検査・学科・実技の全てに合格しているので「不合格」なんて事はありえないと思うが,やはり気になる。

家に帰って「国家試験結果のWeb発表」を見てみると・・・。当たり前だけど,合格してました!

個人申請での独学受験だったのでスクールで取得する人よりも手続きが多かったけど,結構あっという間にここまで来たなぁ~。

合格証が届いた

合格証が入った郵送物

5月14日(火)

総合の合格発表日から,たったの1日で合格証が届いた。発表日に発送してくれたって事ですね。

受験票が届いたときと同じで,私が同封した封筒は却下(笑)。切手は使ってくれたようだ。

郵送物の中身全て

中身を見てみると,想像以上に沢山入っていた。

どんなのが入っていたのか,見てみよう。

操縦試験合格証明書

1.操縦試験合格証明書

身体検査・学科試験・実技試験の全てに合格した事を証明するもの。

これを使って運輸局などで最終申請する事で,船舶免許がもらえるらしい。

独学受験だと,こういった手続きも自分でやらなければならない。

操縦試験合格証明書に記載された注意事項

合格日は,合格発表日と同じだ。

注意事項として「合格日から1年以内に申請しなければ,この合格は無効になる」と書かれている。

今後の手続き案内

2.「合格おめでとう」と「きちんと手続きしてね」案内

「最終申請は,ここでやってね!」みたいな案内。

小型船舶免許の申請要領書

3.免許の申請方法

手続きに必要な物と,東北で申請できる場所などが書いてある。

宮城県は仙台市宮城野区鉄砲町と,気仙沼市朝日町の2箇所で申請・交付ができるようだ。

申請に必要な物は,以下のとおりだ。

  • 船舶免許申請書
  • 写真(縦45mm,横35mm)
  • 本籍記載の住民票写し
  • 操縦試験合格証明書
  • 納付書
  • 船舶関係の免許証(持っている人のみ)

小型船舶操縦免許申請書

4.操縦免許申請書

免許の申請書。

これに必要事項を記入し,写真を貼って提出するようだ。

申請書の記入要領書

5.船舶免許申請書の記入要領

これを見ながら申請書を書いていくようだ。

納付書

6.納付書

船舶免許の申請手数料を納付するための書類。

お金を使うのは,恐らくこれが最後になるだろう。

本来であれば,この後運輸局などへ行って免許を発行してもらえば2級小型船舶免許がもらえるのだが,突然気が変わって「1級小型船舶免許を取りたい!」と思い始めた。

そして私は2級の免許を手にする事無く1級の勉強・試験に進んでいったのだが,私が実際に行った手順通りに見たい方は「1級小型船舶体験記へ」をクリック,免許の発行手続きだけを見たい方は「船舶免許体験記~共通エンディング~」をクリックして進んでください。