製作開始日:2013年3月17日
2012年10月,ついに家のローンを完済した。25歳で中古住宅を買い,今までの道のりは長かった・・・。
築年数に加えて東日本大震災の影響もあり,家はボロボロになってしまい今後も金が掛かるだろうが,ローン完済を記念して「船舶免許を取ってみたい!」と思い立った。
しかし私は高給取りではなく,嫁も働いてくれている。これから子育てに金も掛かるし,贅沢しすぎてはいけない。
という訳で,「激安狙い!船舶免許体験記」だ。
ちなみに私の周りには船舶免許保持者が結構いるのだが,今回の件はあえて誰にも相談しなかった。何も知らない状態から自分で全てやる事で,ハマりも含めて皆さんの参考になるコンテンツを作れると思ったからだ。
だから「なんで相談しなかったんだよ~!」は無しね(笑)。
参考書の購入
2011年7月頃
この当時は「船舶免許を取る」というよりは,「海のルールを覚えよう」という考えで,本を購入した。
・・・・あれ?4級?めちゃめちゃ古い本じゃん・・・。
平成15年に船舶免許の制度が簡素化され,1級から5級まであった免許が現在は「1級」「2級」「特殊(水上オートバイ専用)」になったようだ。
特定の条件を満たす2馬力以下のミニボートが免許不要になったのも,確かこの時だ。
4級が無くなったのは知っていた。でもこの本,中古屋で105円だったから・・・。買わなきゃ損でしょ(笑)。
現在の小型2級免許って昔の4級とかなり近いレベルのようなので,予習にもなると思うし。
ぶっちゃけ海の安全についての考え方とかロープワーク,気象や潮汐の考え方って,昔も今も同じでしょ。でも法令は時代の流れがあると思うので,注意して勉強しよう。
ちなみにこの本を購入してから,中古屋で船舶免許の本が売っているのを1度も見た事が無い・・・。買ってよかった!
ここまでに使ったお金は,たったの105円。
実技試験対策の相談に行った
2013年2月3日
4級小型船舶免許の本を買ってから1年半以上が経過。本気で免許を取ろうと考え始める。
私の2馬力船外機の部品を,塩釜市のマリンショップへ注文に行った。
このマリンショップへ行くのは初めてなのだが,ここは船舶免許の講習を実施しており,しかも私にとって魅力的なプランがあったので,ついでに相談しようと思って行ってみた。
私にとって魅力的なプランとは・・・
- 実技のみ講習
- 団体割引で激安
この2つだ。
船舶免許を取る方法はいくつかあると思うが,一般的な取りかた(学科と実技の講習を受けて国家試験を受ける方法)だと,だいたい10万円前後の金が掛かる。
費用を節約するため「学科は独学でいこう!」とは考えていたが,免許不要のミニボートしか操縦した事がない私にとって,実技試験は難しい。
そこで「学科試験は独学,そして実技試験の前にスクールで実技講習を受ける,そして実技試験」というプランにした。
ある程度の事前調査をやって,このショップを選んだ。そしてショップの人(実際に講習をしてくれる人)から話を聞いて,免許取得のイメージが沸いてきた。
ショップの人の話
- このショップは実技試験会場に指定されており,講習を受けた場所で試験をするため,本番とのギャップがほとんど無い。
- 講習で使用するボートは,試験艇(実際に国家試験で使用するボート)を借りてくる。そのため,講習と全く同じボートで国家試験に望める。ボート毎にある「クセ」も含めて練習できるので,安心して本番に望める。
- 講習は1人で申し込むと割高だが,2人だと割引,さらに3人だと激安!
- 国家試験は,学科試験と実技試験を同時に(1日で)受けると,早ければ半日で終わる。
- 学科講習も受けるスタンダードプランにすれば,合格後にボートを3時間無料レンタルするサービスがある。
合格後のカッコいいボート3時間レンタルも魅力なのだが,友人2人を連れて実技講習のみのプランにすれば最安になりそう!試験艇での講習も魅力だし,講習受けるならココで決まりだな!
あと1つ,このショップで教えてもらった重要な情報があった。「国家試験は学科試験だけ受ける事は可能だが,学科に合格していない人が実技試験だけ受けるという事はできない。」
実技講習・実技試験の話の前に,まずは学科試験になりそうだ。
図書館で参考書をゲット!
2013年2月23日
宮城県図書館(太白図書館)にて,ボート免許の本を発見!少しでも勉強しておこうと思って借りてきた。
2週間借りて返却時に延長申請し,さらに2週間。
やはり現2級の問題レベルは,旧4級と近い。旧4級の本を読んでてよかった・・・。
この本のネックは,宮城県図書館の本なのに書き込みしてある!マナー悪すぎだな・・・。
公共の本に書き込みする人って,海のルール守れんのかなぁ~。鉛筆で書いてあったので,消しゴムで全部消しておいたよ・・・。
今日使ったお金は0円。ここまで使ったお金は,105円。
申請書をもらいに行く
2013年3月15日(金)
久しぶりの平日休みだったので船舶免許の申請書をもらいに,宮城県塩釜市にある「マリンゲート塩釜」へ行ってきた。
船舶免許の申請手続きは「(財)日本海洋レジャー安全・振興協会」に行うようで,協会の東北事務所がここにあるらしい。
建物2階に入ると,このような表示があった。
協会に行って話を聞き,いろんな物をゲットした。紹介していこう。
小型船舶操縦士 国家試験申請書
学科試験・実技試験を受けるための申請書。
友人と受験予定のため,複数枚もらった。
この書類は,折り曲げ厳禁らしい。また,この申請書は学科試験と実技試験を別々に(日程を変えて)受ける場合は,2枚必要になる。
国家試験申請書には,パスポートサイズ(高さ45mm,幅35mmの証明写真を貼る欄がある。
試験の申請要領書
受験申請要領と申請書の記入要領が書かれた書類2枚。
問題集と教科書(2級)
通常の書店だと船舶免許の本を見かける事がほとんどないため,協会で購入した。問題集が1200円,学科教本が1810円,税別だ。
問題集と解説が一体化した本も売っていたが,このセットが1番スタンダードな感じがしたので,この2冊にした。
当サイトは多くの人に閲覧して頂いているので,手抜き無しだ・・・。
パンフレットいろいろ
「ご自由にお取りください」だったので,ご自由に取った(笑)。
手前右側の「ボートライセンスガイド」は,船舶免許の取得手順や内容,受験料などが書かれているため必須アイテムだ。
とりあえず重要書類が揃った。ゆっくり作戦を考えよう。
ここまで使ったお金は,合計で3265円。
日程調整
3月17日(日)
協会でもらった国家試験の場所と日程をチェック。
私の家からだと仙台会場が一番近いが,実技試験は塩釜で実施されるため,1日で学科・実技を同時に受験する場合は,学科試験を塩釜で受けた方が移動距離が短い。
塩釜での試験は,日曜日と水曜日に毎月行われているようだ。
とりあえず一番近い4月14日(日)の試験にロックオン。この日は釣り道具のイベント「ルアーフェスタin仙台」とかぶってしまっているが,ヤル気がある時に早く取ってしまいたい。行きたかったけど仕方ないなぁ・・・。
友人と日程調整
3月18日(月)
私が計画した今回の格安取得プランは,「実技講習を3人で受ける」というのが絶対条件。これが実現しないと,費用は最大で1万6千円位上がってしまう。
友人に受講意思を確認。4月7日(日)に実技講習,4月14日(日)に国家試験というプランでOKのようだ。
1人でもドタキャンが出たら,出費がデカくなるので要注意だ・・・。
人が足りなくなったらホームページで受講者を募れば,1人くらい見つかるかな?(笑)
マリンショップに電話
3月19日(火)
マリンショップに電話。4月14日(日)に塩釜で行われる国家試験を目標に,1週間前の4月7日(日)に実技講習を受けたいと伝える。
「試験艇(国家試験で実際に使う船)を借りる都合があるため,確認して連絡します」との事。
パンフレットを良く見たら,「試験日の3週間前までに連絡ください」って書いてあった・・・。若干期限オーバー。
まぁ,無理だったら次回の国家試験に延期だな。
マリンショップから電話がきた
3月21日(木)
マリンショップから電話がきた。
4月7日(日)の実技講習について,試験艇に使用予定があるとの事で,借りることができないらしい。
私 「5月12日(日)の試験はどうか?」
ショップ 「7日前(5月5日)が子供の日なので・・・」
やはり日曜日の講習は難しいようだ・・・。なかなかスケジュールが合わせられない・・・・。
作戦練り直しだな。とりあえず,教科書で勉強は進めておこう。
友人に電話
3月22日(金)
4月・5月の講習については,1週間前の日曜日に試験艇を借りられないようだと友人に連絡。
「平日講習にしようか?」との案も出たが,平日は私が会社を休みにくい。
とりあえず,4月の試験では「身体検査」と「学科試験」だけを受ける方向で調整。申請書の他に証明写真,住民票が必要なので,準備を進めていこう。
住民票と写真の準備
3月15日(月)
国家試験の申請をするには,申請書の他に住民票のコピー(1年以内発行のもの)と,パスポートサイズの写真(縦45mm,横35mm)が必要らしいので,準備した。
学科試験と実技試験を別々に受けると,
- 学科・・・住民票のコピーと写真(各1)
- 実技・・・住民票のコピーと写真(各1)
- 申請・・・住民票(原本)と写真(各1)
となりそうだ。
要するに,合計で写真3枚,住民票の原本1枚,住民票のコピーが2枚必要。
写真代700円,住民票300円,コピー(1枚)10円。
これまで使ったお金は,4275円。
申請書の記入と提出
3月16日(火)
土日に休日出勤したので,今日も仕事は休み。申請書を記入して提出に行こう。
サンプルを見ながら鉛筆で記入し,写真を1枚貼る。機械処理されるようなので,丁寧に書く。
免許を手にするためには,
- 身体検査
- 学科試験
- 実技試験
全てに合格しなければならない。
とりあえず今回は,身体検査と学科試験のみ申請。
書く内容は思ったより少なく,簡単だった。
受験申請に持っていくものは,以下の通り。
- 国家試験申請書(写真貼り付け)
- 住民票のコピー(原本は最終申請で使う)
- 身体検査料・・・3200円
- 学科試験料・・・3000円
- 240円分の切手(受験票を郵送してもらう場合)
- 420円分の切手(合格証を郵送してもらう場合)
受験票の発送と合格証の発送で別々に使用するため,切手は金額ごとに分けて準備しなければならない。
試験に掛かる費用に関しては申請後に振込みするため,まだ不要。
準備ができたら,提出に行こう。
切手代で660円使った。ここまでに使ったお金は,4935円。
(財)日本海洋レジャー安全・振興協会がある「マリンゲート塩釜」に提出しに行く。
担当 :「実技試験は後日ですか?」
私:「はい。」
提出後,すぐに(10分程度)受験票が発行できるため,受験票送付用の切手は不要だった。また,合格証は実技試験も合格してから発行されるため(学科だけ合格した場合は合格証が無い),今回は送付料はいらないとの事。
要するに,今回の手続きで切手は使わなかった。
試験代は,その場で支払いが可能だったので支払い。
身体検査代が3000円,学科試験代3200円。
今回もらった物を紹介していこう。
受験票
試験の時に必ず持っていく。
受験票は申請書をスキャンして作成されるため,新たに写真を貼る必要は無い。
実技試験の申請をしなかったので,実技欄が「不成立」と書かれている。
受験案内
受験するにあたっての,細かい事が書かれている。
試験注意事項
今回受験する試験の日時や場所などが書かれている。
この紙を見てみると,実技試験は定員があり予約が必要らしい。覚えておこう。
受験申請書
実技試験を受けるときに,新たに申請が必要。なので,また写真を貼らなければならない。
学科と実技を分けて受験すると,手間が増えるなぁ。全部一緒に受ければ良かったと,少し後悔・・・。
パンフレットいろいろ
「ご自由にお取りください」から,またご自由に取った。
こういったパンフレットを見るのも,自分のモチベーションアップにつながる。
今回の手続きで切手を使用しなかったので差し引いて,ここまで使ったお金は10475円。
実技試験の日程調整
4月1日(月)
友人と作戦会議。
船舶免許の試験自体が週末に実施されているので,試験艇を借りてくる実技講習を週末に実施するのは無理がある事に気付いてきた・・・。
私と友人の仕事は週末が休み。平日は休みにくい。
でも,良く考えてみたら今年のゴールデンウィークは9連休だった!今の会社は給料は高くないが,休みが多いところがありがたい。
友人を説得し(友人は9連休ではない),5月1日(水)の平日に実技講習を受ける事にした。
5月6日の月曜日はゴールデンウィーク最終日で,国家試験(実技)が実施される。なるべく講習と国家試験の間が開かないようにしたかったので(ほとんどの人が国家試験の3~4日前に受講するらしい),絶妙なスケジュールに調整できた。すべて偶然なのだが(笑)。
今年の夏には「200馬力ボートでロックフィッシュ釣り!」にタイトルが変わりそうだな(笑)!
4月7日(日)
学科試験の日まで,あと1週間。勉強,全然進んでね~!
この問題集,ボリューム満点!類似問題も多数載っているので,これをやったら確実に合格できそう。
でも問題が多すぎて,自分の集中力が続かない・・・。まだ1/3位しか終わってないや・・・。
今日も子供とたっぷり遊んで,コンテンツの更新。明日からは仕事だし・・・。
試験前日が勝負だな(笑)。