本体にホースを取り付け

最後の仕上げ。

ホースとバルブアダプターを付けていく。

ホースの先端にバルブアダプターを取り付け

今回使用したホースは内径15mmだが,このバルブアダプターは内径17mm以上のホースでないとキツい。

なので,多少伸びがある安物の水道ホースを使って,頑張って入れる。

入れる時は途中で止まらないようにしないと,中途半端な場所で動かなくなりやすい。

一気に入れれば,バルブアダプターの根元まで入る。

取り付けしたホースの長さ

あとはホースの長さを調整しながら付けるだけ。

空気が入るほど各注入口は離れていくため,ボートが膨らんだ状態で長さを調整する。

ホースが折れにくい角度・長さを,自分で工夫して調整して欲しい。

特に前に伸ばす長いホース2本は,長すぎたり短すぎたりすると折れやすいと思う。

写真の数値は,現時点での私のホース長さ。前に伸ばすホースは,まだ少し長いように感じる。

ボートに空気を入れると

膨らんだときの状態をトランサム側から見ると,こんな感じ。

左右に伸びる短いホースの余裕を少なくしたので,充填が進むと本体が浮き上がってくるようになった。

エアキールにも空気が入れられる長さにする

前側のチューブ室に入れるホースは長く作って,エアキールに充填する時も使用できるようにした。

こうすることで,エアフロアとエアキールの同時充填が可能になる。

ボートに空気を入れてテストする

完成!

あとはテスト&微調整を繰り返して仕上げてください!

コック付きジョイントの通路が狭い部分

使用上の注意点

先ほども書いたように,「塩ビのパイプを削っても他の部分で拡張できない箇所がある」という問題があるため,まずはそれを覚えておく。

まずはこの部品。内径は,約9mmしかない。

狭い部分を削り取った

なので,私はリューターを使用して削り取り,改良してみた。

削り終わった部品

内径は削る前の9mmから,約17mmに拡大する事ができた。

ここを削ると部品の強度が落ちるため,ホースクランプを締める時は割れないように十分注意しよう。

ボートに空気を入れるときのコックを開ける場所

部品を削らないで使用する場合は,4箇所同時に充填している時は問題無いのだが,2箇所同時に充填するような時にコツが必要になる。

このように1つの本体のコックを完全に閉じて使用すると,内径9mmの通路を通ってから分岐して供給する事になるため,モーターの負荷が増加するのではないかと思う。

コックの使用方法

これを回避するために,2箇所充填時は本体を2つ利用して分岐するように使用する。

こうする事で先ほどの狭い通路が2つ利用できるようになり,分散させる事で電動モーターの負荷を軽減さる事ができると思う。

ただ,先ほど書いたように削り取ってしまうのが一番いいだろう。

本体内部の通路が狭い部分

それともう一つ。

さっきの狭い場所の問題を解決しても,コック部分の通路も狭い。ここも9~10mm位だと思う。

ここを削るのは不可能だと思うので,「このアイテムは,2気室以上の充填で使用する。1気室だけ充填したい時は,このアイテムは使わない」という事で解決する。

オリジナル品のためパーフェクトに完成した訳ではないが,使ってみると非常に快適だ。

特に,充填時にエアバルブ付近を押さえる必要が無い事と,バルブ部を外したときに「ブシュ~!」が無くなったところが最高。

まだまだ未完成なので,改良の情報があったら連絡くださいね!

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