製作開始日:2013年8月6日
2013年8月4日
宮城県の仙台新港近くにある「蒲生干潟」の観察会に参加してきた。
仙台新港には良く遊びに行っていたが,蒲生干潟は今まで一度も行ったことがない。
干潟には沢山の生き物がいたようなのだが,震災の津波によって大ダメージを受けたらしい。
今回のイベントは,震災後の干潟調査も含まれている。
干潟に近い町は,ほとんどの建物が津波によって無くなっていた。
干潟入り口にある「日和山」は日本で2番目に低い山だったらしいが,津波によって無くなってしまったとの事だ。
「蒲生 日和山」でGoogle画像検索してみると震災の写真が非常に多いが,無くなる前の日和山を見る事ができる。
震災前に,一度登っておきたかったなぁ・・・。
おお,ここが蒲生干潟か。
この干潟で,1億円規模の浄水場と同等の浄化能力があるらしい!
私の想像よりは規模は小さかったが,生き物が沢山いそうだ。
ヤドカリ発見。
岩をひっくり返すと,ほぼ100%の確率でカニが出てくる!
しかも大量に!
水辺には,生まれたばかりのエビや魚がいっぱいいる。
干潟というのは水の浄化だけでなく生き物が育つ貴重な場所になっており,これが無くなると水質悪化に繋がるだけでなく,生き物が劇的に減ってしまうらしい。
今回の参加者を3つのグループに分け,干潟調査をするとの事。我が家は「土の中」調査チームを選んだ。
土の中が,一番ワクワクしそうだ。
こんな感じで,砂山の頂上に穴が開いていたり・・・。
穴の周辺が砂ダンゴだらけだったり。
基本的に穴は生き物が開けているので,スコップで掘っていき,生き物を捕まえる。
詳しい人は穴の周辺を見れば,何がいるのか分るようだ。
調査開始と同時に,我が家にカメラマンが。
今回のイベントはテレビと新聞で紹介されるらしく,取材にきていた。
ウチの息子は声が大きくて元気がいいからテレビ局の人が頻繁にくるのだが,カメラを向けられて質問されたりすると,やはり恥ずかしくて答えられない。
私もインタビューされたが,テレビに出れるような返答って難しいですね~。
KHB放送の地域ニュースで放送したんだろうな~。
家に着いた時は覚えてたんだけど,録画するの忘れちゃった・・・。
誰か録画した人,いませんか?
みんなで捕まえた生き物を,種類別に分けて集計。
震災直後は生き物がほとんど消えてしまったそうですが,現在は震災前に近い状況に戻ってきているそうです。
調査後,全ての生き物をリリース。淡水と海水が混ざる場所の生き物なので,飼うのはほぼ不可能らしい。
水の浄化と生き物が育つベースになる干潟を,いつまでも守っていきたいですね。