製作開始日:2013年7月21日

昨日の自衛艦祭りに続いて,今日は「仙台市縄文の森広場」に来てみた。

本当はhideさんとボート釣りの調整をしていたのだが,この日はイベント参加を予約していたため断念。

我が家はいろんなイベントに応募・参加するため,休日は毎週のように何かをやって遊んでおり,ヒマな日が少ない。

フリーな日に出船を計画すると海況が悪くて出船できなかったり,悪循環に陥りやすいのだ・・・。

7月後半になった現在まで,今年の出船はたったの1回・・・。

ぶっちゃけ私は学生の頃,歴史が特に嫌いだった。っていうか,学生の頃は歴史だけでなく,そもそも勉強をやらない人間だったのだが(笑)。

そのため「縄文の森広場」は以前から知っていたのだが,1度も来た事が無かった。

縄文時代なんて「縄文式土器」や「土偶」などの,名前程度しか知らない。

「土偶」って,何のためのアイテムだったんだろうか・・・。

入り口には,こんな「笹船」が。

本当に人が乗れるらしく,チビッ子を乗せるイベントも過去にあったらしい。

近くに違う船が。

1本の木を彫って作ったような感じだ。

建物の中には土器などが沢山飾ってあった。

修復した跡が沢山あったので,恐らく当時の物だと思う。

今回のイベントは土器だけでなく石器も作るため,休憩も含めて約4時間の長期戦。

弁当もコンビニで買ってきた。

まずは土器作りから始まる。うまく作ると,こんな感じのものが出来上がるらしい。

縄文式土器って,もっとハデなデザインを想像していた。意外とシンプルだ。

今回の材料。

親子で1つの物を製作するため,粘土は2人分に分けれていた。

まずは年度を少し取って丸くして・・・

つぶして・・・・

土器の底を作る。

残った粘土を8等分して・・・・

細い棒状にして・・・・

接着剤代わりに水を少し塗って,棒状の粘土で輪を作って合体。

輪を重ねていって形にしていくのだが,輪の大きさを変えながら重ねていく事で,好みの形にすることができる。

手早く作っていかないと粘土が乾燥してきてしまい,ヒビ割れが発生しやすくなる。

我が家はヘタクソだったためヒビ割れに悩まされた。水を塗れば楽に修正できるのだが,乾燥が遅れると土器を焼く日までに乾かないため,基本的には水を使わずに修正するらしい。

修正すればするほど体温で土器が暖められ,ヒビ割れしやすくなるという悪循環に陥りやすい・・・。

だんだん形になってきたぞー。

形が完成した。

ヘンな場所に粘土をくっつけて,アクセントを追加。全て息子が考えたデザイン。

周りでは「縄文式土器」を意識したデザインで作る人が多かったようだが,我が家は良く分らないし,息子に自由なデザインで作らせた。

そして小道具を使って模様を入れていく。縄文式土器デザインで作る人が多い中,我が家の模様は・・・・。

息子のコンセプトは「どこから見ても顔」らしい(笑)。

施設の人から「このデザインは初めて見た」って言われた(笑)。

完成したら,乾燥させる部屋へ入れる。ここまで製作開始から,約1時間程度かかった。

乾燥までに時間が掛かるため,この土器を焼くのは1ヶ月程度先になる。

小学校の行事などで作った土器も並べられていた。

続いて石器作りに挑戦。

石器というと石を叩いて刃物などを作っていくのだが,私が考えていたイメージとは正反対の製法だった。

恐らく私と同じ事を考えている人もいると思うので紹介しよう。

まずは石器を製作するのに適した専用の大きな石を持ち,別の石でうまく叩く。すると・・・・

こんな感じで小型の石が取れる。

この地点で石には無数の鋭利部ができており,触ると危険な状態。

たまたま私が受け取った石は,出刃包丁のような形をしていた。

ほらね。結構切れそう。

息子と私の分で,2個もらった。

これは2個目の石。これも鋭利部だらけ。

鋭利部だらけだと素手で持てないため,刃として使用する部分を除いて鋭利部を切れないように加工していく。

鹿の角でゴンゴンやる。

石を叩く作業って鋭利部を「作る」作業だと思っていたが,鋭利部を「無くす」作業だったんですね。

よくよく考えたら石に鋭利部を作るって,そう簡単にはできませんよね・・・。

もともと鋭利部は石が薄くて尖っているので,軽く叩けば簡単に潰れる。

破片が目に入ると危険なので保護メガネを掛け,長袖長ズボンが必須。

できた!

これで刃の部分を除いて,素手で持つ事ができるようになった。

来月の土器を焼くときに自分の石器を使って実際に肉を切り,料理を作るらしい。楽しみだ。

「仙台市縄文の森広場」では,今回我が家が応募したイベントだけでなく,普段からいろんな物を製作する事ができる。

  • 土器
  • 土笛
  • 土鈴
  • 土偶
  • まが玉

  • 鹿の角でつり針
  • 石器

などなど・・・。

今度来た時は,つり針作ってみたいなぁ~。

作業場は大きな屋根があるので,雨の日に子供を連れて行く場所を探している時に行ってみるのもいいですね。