電動ポンプ

手漕ぎローボートでバス釣りをやっていた頃から愛用していた電動ポンプ。

買ったのは,確か2000年か2001年だったと思う。

さすがに最近,作動音がヤバくなってきた・・・。

超高圧電動ポンプ「BST-12」

これはジョイクラフトのパワーボート(JEL-325)を買ったときに付いてきた,超高圧電動ポンプ「BST-12」。

数回使っただけで高速充填モーターが焼けてしまったけど,高圧側(コンプレッサー)はまだ正常に動作している。

アキレスの電動ポンプ「MB-80」

本当なら「超高圧」対応の電動ポンプを買ったほうがいいのだろうが,初めて使った超高圧ポンプが短命に終わってしまったため,他の製品もイマイチ信用できなくなってしまった・・・。

「BST-12」のコンプレッサーも,まだ使えるしね。

この商品は,あの「超高圧電動ポンプ BRAVO BST-12」と同じメーカー(笑)。

商品名(型式)は「MB-80」という商品で,ボートメーカー「アキレス」の純正品になっている。

MB-80のスペック表

この商品の売りは「スピーディ充填」。

なんと1分間に700Lも入れられるらしい!

ずっと前から,このスペックを見て気になっていた。

左の電動ポンプ「BM-SP2000」のスペックを見てみると,最大風量は 180L/min。 商品説明を見てみると,「充気スピードは BST-12 と同じ」と書いてある。って事は, BST-12 も 180L/min という事だろうか。

買った「MB-80」は単純計算で,このポンプの3倍以上の充気スピード・・・。本当かなぁ~?たぶん,世の中そんなに甘くないよね・・・。

電動ポンプ「MB-80」本体

早速開けてみた。これがポンプ本体。

この商品は充気スピードが速いため,電源はバッテリーから直接取る構造。

風量は小さくなるようだが,シガーライターなどを使うアクセサリーソケットから電源を取るバージョンも出ている。

MB-80に貼ってあるシール

アキレス純正品なのだが,こんな貼り方するんだったらシールはいらないなぁ(笑)。

スペックが書いてあるシールも貼ってある。

最初に書いたが,この商品の売りは「高速充填」であり,「高圧充填」はできない。

MB-80のスイッチと配線

スイッチと配線はモーター本体の最下部にある。

モーター部が重いため自然に使うとここが下になると思うので,スイッチは本体横にして,配線は折れない工夫が欲しかったなぁ。

MB-80の空気吸入口と吐出口

本体の吸入口と吐出口。

MB-80の付属品

その他に入ってたもの。

紹介していこう。

吸引用アダプター

吸引用アダプター

これはボート収納時などの時に空気を吸い出す時に使う。

MB-80の吸入口

本体の吸入口に・・・。

吸入口にアダプターを取り付けしてみた

こんな感じて取り付けするんだと思う。

被せるだけでOKだ。

ボートの空気を抜くときに吸引用アダプターを付けて,ここから吸引してボートをペタペタにするんだと思う。

私は電動ポンプで空気を抜き取る作業はやらないので使用する予定は無いが,空気抜きをやる人にとっては便利なアイテムだと思う。

ロック式アダプター

ロック式アダプター

エアバルブに取り付けして注入するためのバルブアダプター。

この電動ポンプはアキレス純正品なので,バルブアダプターはアキレスのボートに合わせた物だと思う。

ジョイクラフトとアキレスのアダプター比較

私が持っているジョイクラフト純正バルブアダプター(Sタイプ&Cタイプのバルブ用)と比べてみた。

差し込んでロックする部分の高さが,アキレスの方が若干高い。

アダプターのホース差込部外径

ホースを差し込む部分の径は,約21mm。

ジョイクラフトのフットポンプ用バルブアダプター「VA-1」の径「16~17mm」と比べると,結構デカい。

ジョイクラフト用エアバルブ(Sタイプ)

私のボート(ジョイクラフト:JEL-325)に付いている「Sタイプ」のバルブで使用可能か,検証してみた。

ジョイクラフトのエアバルブにアキレスのアダプターを合わせてみる

取り付け自体はぴったりなのだが高さが違うため,バルブとの合わせ面に若干のすき間ができる。

ジョイクラフトのエアバルブ(Sタイプ)で使うと,恐らくココから空気漏れが発生すると思う。

バルブアダプターのゴムパッキンをもう1枚追加すれば,使えそうだなぁ・・・。

謎のチューブ

謎のチューブ

次は,ゴム?ビニール?製のチューブ。

取説には名前も図も載っていない・・・。

MB-80に謎のチューブを装着

使用方法も謎。取説には何も書かれていない・・・。

サイズ的に考えると,こんな感じになる。

吸引用アダプターに謎のチューブを装着

吸引用アダプターにも取り付け可能だ。

正しい使用法かどうかは分らないが(笑)。

アキレスのアダプターにはチューブを装着する事ができない

一緒に入っていたバルブアダプターには取り付けできない・・・。

ジョイクラフトのアダプターには装着可能(笑)

でも,なぜかジョイクラフトのバルブアダプターにはぴったり(笑)。

これを電動ポンプ本体に付ければ,ジョイクラフトのボートを膨らますのに使えそう。

※ジョイクラフトのバルブアダプターは,この商品には含まれておりません!

マルチバルブアダプター

マルチバルブアダプター

吐出口を各サイズに変えるためのアダプター。

自分の用途に合うかどうかはコレで決まるため,結構重要なアイテム。

アダプターにはバルブ開閉用の仕切りが無い

少し気になったのだが,ボートのエアバルブを開けるための「バルブを押す部分」が無い。

アキレスのボートでは不要なのか?

バルブアダプターの仕切り棒

こんな感じで仕切り棒のような部分があるから・・・。

仕切りによってエアバルブが開く

アダプターをエアバルブに付けるとエアバルブのボタンが押されて,通路が開くようになっているんだと思うんだけど・・・。

取説には仕切り棒が付いた部品が写っている

ちなみに取説の写真に写っているマルチバルブアダプターは,色が白くて真ん中の仕切り棒も付いている・・・。

そして「PHNバルブ用とPVボート用のアダプターはコレ!」みたいな感じで,点線で囲ってあるのね。

アキレスのボート用として購入を検討している人は,購入前に確認した方がいいですね・・・。

マルチバルブアダプターを本体に装着

マルチバルブアダプターから私の用途に合うサイズを1つ選んで付けてみた。

付けてみたら本体とのかみ合いが少し緩かったので,接着剤を1滴付けた。

たっぷり接着すると,用途が変わった時にアダプターを外すのが大変になる。

最初からキツく入るように作ってほしいなぁ~。

アダプターを付けたときの本体との高さ関係

付けてみると,アダプターと本体先端の高さがほぼ同じだった。

これではエアバルブを開く仕切り棒は,アダプターには付けられないよね・・・。

本当にアキレス用のアダプターなのだろうか・・・。謎は深まるばかりだ・・・。

4連空気充填システムにMB-80を装着

まあ私の用途には「仕切り棒」は不要なので,全く問題無いんですけどね(笑)。

4連空気充填システムに装着。うん,ピッタリだ。予定通り!

少し試運転してみたら・・・ 音がデカいなぁ~!でも,いい仕事してくれそう。

実践で使ったら,また更新しますね。


電動ポンプ一覧を見る