PS-501CNで航跡を記録した画面

ナビ機能を使用しているときに「航跡記憶」を設定することで,自分が移動したときに通ったルートを記録することができる。

私は宮城県に住んでいるため東日本大震災の影響で,7/2現在はボートでの出船が不可能に近い。なので当サイトの掲示板で予告したとおり,PS-501CNをカーナビとして使ってみた。

まずは自宅を「出航地登録」した。そして「航跡の記憶」をONにして会社へ出勤。

会社に到着したら,「マーク機能」で赤い星マークを記録した。

正直,出勤するのがこんなに楽しかったのは初めてだ(笑)。

PS-501CNのメニュー1画面

航跡記憶のONとOFFの切り替えは,メニュー画面で行う。

航跡の記録で使える色は,「赤 ・ 黄 ・ 緑 ・ 水色」の4種類だ。

好みで使い分けていいと思うが,航跡の消去を行う時に色別に一括消去できるので,それを考慮して使い分けるといいだろう。

また,航跡記憶できる数には限界があるので注意したい。限界を超えると古いものから消去され,上書きされるようだ。私はまだ,そこまで使った事が無い。

航跡記憶数の上限は,5000点だ。

私が魚探を買うときに,この「5000点」という記憶数が,どれ位記憶できるのかピンとこなかったので,説明してみよう。

左写真のメニュー画面で,上から5番目の「航跡記憶間隔」というものがある。

現在は「5秒」に設定されているが・・・。

実際に航行したルートと航跡記録との違い

例えば記憶間隔を「1秒」に設定した場合,1秒ごとに現在位置に点を打っていき,それを直線でつなぐ,という処理が行われる。

当然記憶間隔が短いほうが滑らかな線になるのだが,点を多く消費するため長距離の記憶ができなくなる。

記憶の上限は,この「点」が5000個という意味だと思う。

5000点を超えると,古いデータから上書きされるようだ。

SDカードでも挿入できる構造なら無限に記録できると思うのだが,ここらへんがローコストモデルなのだろう。

記憶間隔を5秒に設定したときの航跡記録

記憶間隔を「5秒」にすると,5秒ごとに点を打って,それを直線で繋ぐため,上の図と同じルートで動いても,描画はこんな感じになる。

描画が粗くなってしまうが点は5秒に1つしか打たないので,その分長距離の描画が可能になる。

航跡記録の間隔を10秒に設定した場合の記録

記憶間隔を「10秒」にすると,こんなイメージになる。

走行したルートが同じでも,こんなに描画が変わるんですね。

まあ,海上での移動ルートなのでそんなにシビアに描画されなくても私は気にならない。

まだ海上で使ったことはないが,2馬力ボートの行動範囲なら 5秒~10秒 くらいがいいんじゃないかと思う。