ジョイクラフトのゴムボートにアキレスのギョタッチメントを装着してみた

ゴムボートに魚探&振動子を取り付けする方法の一つとして,ボートに付いている「竿掛けモールド」を利用する方法があるので紹介する。

初めて魚探をセッティングする人の参考になればと思う。

写真は,アキレス社製の「ギョタッチメント」という商品を利用した取り付けだ。ゼファーボートの「デプスキャッチャー」なども似ている商品だと思う。

はじめに言っておくが,この商品は「ローボート専用」の商品だ。

ローボート専用の商品をパワーボートに装着している話なので,注意してほしい。

私が持っていた魚探(ホンデックス:HE-51C)は,ヤフーオークションで中古品を買ったのだが,この商品は「ギョタッチメント」が付属していた。

当時は初めての魚探購入だったので,振動子の取り付けをどうしようか悩んでいた。

とりあえず「ギョタッチメント」は便利そうだったし何も無い状態からのスタートだったので,この商品を落札したのだ。

アキレス製ギョタッチメント

これは落札したときに入っていたセットだ。

中古品なので,新品と比べると欠品などがあるかもしれない。

ギョタッチメントは2分割になっていて,ネジ2本で連結する

アームを役割をする部分は2分割になっているので,組み立ててみた。

ネジ2本だけなので楽勝。

ギョタッチメント下部の振動子と水温センサー取り付け部

アームの最下部はこんな感じになっていて,振動子と水温センサーを取り付けできるようになっている。

ここに振動子を付けてみよう。

ギョタッチメントに振動子を取り付けした

ホンデックス:HE-51Cの振動子を付けてみた。

PS-501CN,PS-500Cなども同じ振動子だ。

ネジ2本だけなので楽勝。

アームのカーブ部に振動子のケーブルを巻けるフックがある

アームのカーブしている部分には,余分な振動子のケーブルを巻いておける部分がある。

意外と便利だ。

釣行前に,ここまでセッティングしておくといいだろう。

ジョイクラフトのゴムボート JEL-325

ここまで組み立てたら,ボートへの取り付けとなる。

当たり前だが,ボート本体に竿掛けモールドが付いていないと,ギョタッチメントは取り付けできない。

ジョイクラフト製ボートの竿掛けモールド

これが「竿掛けモールド」だ。

ジョイクラフトのボートにアキレスの製品を付けるのだが,問題無かった。

ギョタッチメントの魚探本体取り付けステー

まずはこれを付けます。

竿掛けモールドにはまる箱状の部分は,向きがあるので注意だ。

続きを読めば,分かると思う。

竿掛けモールドに取り付け完了

こんな感じになる。

ギョタッチメントのアーム部分を取り付け

貫通している穴があるので,ここにアーム部分を取り付けする。

ギョタッチメントの噛み合い部

アームと箱状の部分には,走行時の水圧でアームが動かなくなるように,噛み合う部分がある。

ギョタッチメントのナットが付く方

箱の反対側は,噛み合い用の溝は無い。

こちら側に,アームの先端が出るようにして使う。

ギョタッチメントのアームにナットを取り付け

アームの先端が出たら,付属の蝶ネジで固定する。

ジョイクラフトのボートにアキレスのギョタッチメントを取り付けた状態

こんな感じになる。

ギョタッチメントに魚群探知機(HE-51C)本体を取り付け

魚探本体を取り付けして,完成ー!

ギョタッチメントの振動子が付いている部分

実際に使ってみた感想

最初に書いたように,この商品は「ローボート専用」であり,パワーボート用ではない。しかし,私の「ジョイクラフト:JEL-325」には問題なく取り付けできた。

基本的に汎用性は高いと思う。

実際の使用感については,2馬力ボートは手漕ぎと比べるとスピードが出るため,走行中の振動子にかかる水圧が強すぎると感じた。

ここらへんが,「ローボート専用」という意味なのではないかと思う。

走行時の水圧でギョタッチメントのアームが斜めになる

これは極端な写真だが(分かりやすくするため),スピードが出るボートだと,走行中の水圧によって竿掛けモールドを軸にしてアームが水圧に負けて斜めになってしまい,魚探の映像が映らなくなってしまう。

速度としては,2馬力ボートだとアクセル半開くらいでもダメだった。

したがって私は2回位の使用で断念し,自作ポールに変えた。

エレキモーターでの使用については分からないが,手こぎから小出力のエレキモーターまでの使用では簡単&快適な商品なのではないかと思う。